終戦記念日に


5つの学能と10段階学習法のナルゼミ


現行の義務教育制度は日本が戦争に負けた数年後に施行されたものです。当時は誰もが生き延びたことに幸せを感じ、学ぶことが贅沢だった時代。戦後間もなく制定された義務教育制度がまるで社会環境が異なる現代で運用されていれば様々な問題が生じるのはむしろ自然なことだと思います。

今、国がなすべきことは、GIGAスクール構想で多額の税金を投入し、教育現場に意味のないデジタル化を図ることでしょうか?そんなことよりも早く年齢主義の義務教育制度を根本から見直して『飛び級制や落第制、学力別クラス編成、教職員の増員による個別指導の拡充』などを柔軟に取り入れ、現代の便利で多様化した時代に合った制度に更新することだと考えます。

戦争によって自由に学ぶことさえ許されず、命まで犠牲にして未来を作ってくれた多くの人たちに向かって「学校に行かない権利」とか訳の分からない権利を主張できますか?しかし、実際に年齢主義の現行法では学校へ行かず家に引き篭もって歳を重ねれば基礎知識や技能を身に付けずとも誰でも義務教育を終えたことになります。そんな15歳に社会で生きる力など培われているはずもなく…。

我々が勘違いしてはならないのは、今、国が国民を甘やかしたり親が子どもを甘やかしたりできる余裕は現代を生きている我々の力ではなく、先の大戦で命や自由を奪われた多くの方々の犠牲や、戦後の復興に人生を捧げ猛烈に働いた先輩方の血の滲むような努力のお陰だということです。

半年ほど前から多くの国々で新型ウィルスによって国力が大きく削がれています。日本も例外ではありません。これまでように甘えたことを言っても国や周りの人が助けてくれない時代がすぐそこまで来ています。今こそ子どもたちが平和の礎の上で思考力・判断力・表現力を養いながら意欲的に学び、社会や自分たちの未来のために全員が主体性を持って多様性を認めながら努力することが当たり前の教育現場を現代の我々は作らなければならないときです。

学校や子どもたちの学びを変えるのはエビデンスのないデジタル教材や読解力や創造力の無いAIではありません。過去と平和な日常に感謝し、世の中と自分の未来を想い「志」を持った「人」です。終戦記念日の今日、先の大戦で犠牲になられた多くの御霊とそして今日の平和に感謝しながらこれからの教育現場のあり方を考えています。




















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