2026.09.13中学生教育情報高校受験
前編では、
子どもだけに「勉強しなさい」と言うのではなく、家庭の中に勉強しやすい空気をつくることが大切
というお話をしました。
でも、実際にはそれだけで解決できないこともあります。
「仕事から帰って、夕食の準備や片づけをしていたら、子どもの勉強まで見ている余裕がない」
「自分から勉強してくれればいいけれど、声をかけないとなかなか始めない」
「勉強しなさいと言うたびに親子げんかになる」
そんなご家庭も少なくないと思います。
そこでナルゼミが考えたのが、
家庭学習を“家庭だけの問題”にしないこと
でした。
ポイント(小見出し)
ナルゼミが開塾したのは1999年。
それ以来、ずっと大切にしてきた考え方の一つがあります。
それが、
「成績を上げるためには、塾だけではなく家での勉強が大切」
ということです。
なぜなら、塾にいる時間は1週間の生活の中ではほんの一部だからです。
以前ナルゼミでは、中学生が1週間に必要な学習時間を約1,000分と考えた場合、
塾で勉強する時間:約300分
家庭で勉強する時間:約700分
というイメージで説明していました。
つまり、塾で一生懸命勉強するだけではなく、
残りの時間を家でどう使うか。
ここが成績アップにはとても大切です。
ナルゼミでは開塾当初から、
「勉強の基本は学校と“家”」
という考え方を大切にしてきました。
そして、その考えを「家庭でも実際に勉強できる仕組み」にしようと、10年以上前に始めたのが《家スタディ》です。
時代に合わせて方法は変わり、現在はZoomを活用していますが、目指しているものは変わっていません。
塾だけで勉強するのではなく、家でも自分で勉強できるようになること。
これが本当の意味での学習習慣だと、ナルゼミは考えています。
10年以上続けている《家スタディ》は、簡単に言えば、
自宅で勉強する時間を、ナルゼミが見守る仕組み
です。
現在はZoomを利用して、生徒たちはそれぞれ自宅から参加します。
ただし、Zoomを使うからといって、オンライン授業をするわけではありません。
先生が画面越しにずっと授業をしたり、問題を一つひとつ教えたりするものでもありません。
目的はもっとシンプルです。
家で勉強する時間をつくること。
「家ではなかなか机に向かわない」という子でも、決まった時間にZoomをつなぎ、ほかの生徒も勉強していることが分かれば、
「じゃあ、自分もやろう」
というきっかけになります。
《家スタディ》は、家庭学習を今まで以上に充実させるために始めたナルゼミの取り組みです。
「Zoomで勉強する」と聞くと、
「先生がずっと画面を見ているの?」
「分からない問題をその場で教えてくれるの?」
と思われるかもしれません。
実は、どちらも《家スタディ》の目的ではありません。
先生がずっと話しかけてしまえば、かえって勉強に集中できません。
《家スタディ》で大切にしているのは、
「誰かが見てくれている環境で、自分で勉強する」
ということです。
最初に、
「今日も頑張ろう」
と声をかける。
そして最後に、
「お疲れさま。今日も頑張ったね」
と声をかける。
基本的には、それくらいで十分だと考えています。
ここは、保護者の方にぜひ知っておいていただきたいところです。
《家スタディ》は、
「○時になったら必ずZoomに入りなさい」
という取り組みではありません。
夕食が遅くなる日もあります。
お風呂の時間もあります。
保護者の方のお仕事や、兄弟姉妹の予定もあります。
そんなときに、
「早くご飯を食べないと家スタディに遅れるよ!」
とお母さんがイライラしてしまったら、本末転倒です。
ですから、
夕食が終わってから参加してもいい。
お風呂の時間になったら途中で抜けてもいい。
家庭の生活を無理に《家スタディ》に合わせる必要はありません。
《家スタディ》を、それぞれの家庭の生活の中で上手に使ってもらう。
それでいいのです。
目的は「Zoomに出席すること」ではありません。
家で勉強する習慣をつけることだからです。
《家スタディ》では、そのとき自分に必要な勉強に取り組みます。
学校の宿題や学校のワークはもちろんですが、中心となるのはナルゼミの**プラス10®教材『練ゼミnote[+10]』**です。
普通の問題集では問題の難易度が分からないため、
「今の自分は、どの問題に取り組めばいいの?」
と迷ってしまうことがあります。
そこで威力を発揮するのが、問題の難易度が10段階で表示されたプラス10®教材です。
自分の学力に合った難易度の問題が分かるので、先生が隣にいない家庭学習でも、自分で勉強を進めやすくなります。
そして、分からない問題が出てきても、すぐ先生に聞くのではありません。
まずは自分で考えてみる。
分からなければ、全問題について詳しく解説した『練ゼミnote[+10]』の板書解説を読む。
それでも分からなければ、全問題の詳しい解説を視聴できる『練ゼミnote[+10]』の解説動画を見る。
そして、もう一度自分で解いてみる。
それでも分からなかった問題は、次の授業で先生に質問します。
自分に合った問題を選び、まず自分で考え、分からなければ自分で調べ、それでも分からなければ先生に聞く。
《家スタディ》では、勉強する時間を増やすだけではなく、**「自分で勉強を進める力」**も身につけてほしいと考えています。
《家スタディ》には、もう一つ大きな目的があります。
それは、
保護者の方の負担を少しでも減らすこと
です。
子どものことを心配しているからこそ、
「宿題した?」
「勉強した?」
「いつまでスマホ見てるの?」
と言ってしまう。
でも、毎日これを繰り返すのは、お母さんにとっても、子どもにとっても疲れることです。
前編でお伝えしたように、家庭で勉強しやすい空気をつくることはとても大切です。
でも、
家庭だけで全部やらなくてもいい。
家庭学習の一部を塾がサポートすることで、
「勉強しなさい!」
と何度も言わなくても、子どもが机に向かうきっかけをつくれないか。
そんな思いも《家スタディ》にはあります。
ここが一番お伝えしたいところです。
《家スタディ》にたくさん参加することが、ナルゼミの最終目標ではありません。
むしろ反対です。
私たちが本当に目指しているのは、
《家スタディ》がなくても、自分から家で勉強できるようになること。
誰かから、
「勉強しなさい」
と言われなくても、自分で机に向かう。
何を勉強するのかを考える。
分からなければ、まず自分で調べる。
それでも分からなければ先生に質問する。
そうやって少しずつ、
自分で自分の勉強を進められるようになること。
それが、ナルゼミの考える「家でも勉強する子」です。
塾で勉強する。
家でも勉強する。
そして最終的には、
誰かに見られていなくても、自分で勉強できる。
《家スタディ》は、そのための一つのきっかけです。