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2025.09.30教育情報中学生

“きれいなノート”より“汚れた問題集”を!成績上位者が実践する本当のノート活用術

テスト前になると、ノートをきれいにまとめ直しているお子さんを見かけることがあります。カラーペンを使い、図や表をていねいに書き写す姿は一見「頑張っているように見える」ものです。

ですが、実はその時間、成績アップにはつながっていないことが多いのです。

なぜなら、「まとめること」=「理解すること」ではないから。

本当に大切なのは「できなかった問題を、できるようにする」こと。そのためには、“ノートをきれいに書く”よりも、“間違いをどう直すか”に意識を向けることが何より大切です。

ここでは、成績上位者の共通点でもある「ノートとの付き合い方」についてご紹介します。

1. ノートまとめは「やった気」になるだけ

「まとめノート」は勉強している気分にはなりますが、実際には知識が頭に残りにくい方法です。
覚えるべき内容を写すだけでは、脳は“理解”よりも“作業”として処理してしまうからです。

また、ルーズリーフに勉強内容をまとめている場合も要注意。バラバラになりやすく、どこに何を書いたのかが分からなくなることで、見返す機会を失ってしまいます。


さらに、1冊のノートに複数教科のメモを書いている子もいますが、それでは情報が混ざって整理できません。

「ノートをまとめる時間」より、「間違いを直す時間」に使うこと。

これが、成績上位者に共通する意識です。

2.「なぜ間違えたのか?」を問題集に直接書こう

間違えた問題に出会ったときは、問題集や学校ワークに直接書き込みましょう。

「なぜ間違えたのか?」「どんな考え方をすればよかったのか?」を、解説を見ながら短くメモしておくのです。

たとえば数学なら、
「符号を見落とした」
「通分の仕方を忘れていた」
といった“原因”を記しておく。

英語なら、
「主語が三人称単数だった」
「前置詞を抜かしていた」
など、“自分の弱点”を言葉にして残すのがポイントです。

そうすることで、後で見直したときに「自分はどんなミスをしやすいのか」が一目で分かります。これが、ただ答えを赤で書き写すだけの勉強と大きく違う点です。

3. 自分の“間違いパターン”をつかんで、復習を賢く

テスト勉強で大事なのは、「同じミスをくり返さないこと」。

そのためには、自分の間違い方に“パターン”があることを知ることが大切です。

たとえば、
・いつも計算ミスをするのは小数点の位置
・理科で間違えるのは、用語の意味を混同しているとき
・英語で点数を落とすのは、文法ではなく単語の綴り
など、ミスには必ず原因があります。

ナルゼミでは、この“見直し”をより効果的に行うために、エビングハウスの忘却曲線に合わせた「見直しシール」を使っています。

「1日後」「1週間後」「3週間後」と、復習のタイミングを自然に管理できる仕組みです。

せっかく間違い直しをしても、見返さなければ意味がありません。
だからこそ、復習のタイミングまで設計することが“成績を上げる仕組み”になるのです。

まとめ

ノートをきれいにまとめるよりも、「なぜ間違えたのか?」を考え、問題集に書き込むことが成績アップの近道です。

そして、自分の間違いパターンを知り、忘れる前に見直す。

このサイクルを続けることで、ただの“頑張り”が“結果の出る勉強”へと変わっていきます。
今日から、ぜひお子さんの「ノートの使い方」を見直してみてください。

“きれいなノート”ではなく、“たくさん書き込まれた問題集”こそが、努力の証です。

 

 

 

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