塾の勘違いF/10 ニーズ対応 |
チラシによくあるフレーズを並べてみました。 ■学習計画を立てます ■進捗を把握します ■宿題を出します ■居残り特訓があります ■わからないところをわかるまで教えます ■個別に教えます ■わかるところまで戻ります ■丁寧に教えます ■つきっきりで教えます ■欠席は振り替えます ■自習室を開放します ■暗記テストをします ■相性の合う講師をつけます ■合宿に連れて行きます ■一生懸命に指導します ■テスト対策をします ■弱点克服対策を行います ■呼び出し特訓を行います ■映像授業を使って教えます ■AI教材を使って教えます ■めんどうを見ます…笑 塾に対するニーズはなんといっても『成績アップ』…でもチラシに並べる言葉は「勉強時間を増やします」という話ばかり。残念ながら上に並べたフレーズに成績の上げ方や勉強の仕方を説明した言葉は見当たりません。 どうして塾がこんなふうになってしまったのでしょうか?学習塾が始まった50年ほど前は学校の授業に退屈した比較的成績が優秀で経済的にゆとりがある家庭のお子さんが教室へ通って来ました。ですから塾の先生はその生徒たちが求める難しい問題をわかりやすく説明する所謂「ティーチング」が仕事の大部分だったわけです。 時代は移りいろいろな成績の子どもたちが塾に通って来るようになり「成績を上げる」というコーチングを求められるようになりましたが『難しい問題を分かりやすく教えることこそが自分の仕事!』と旧態依然とした観念から逃れられない講師が少なくありません。特に小中学生は難しい問題を分かりやすく一生懸命に教えただけで成績は上がらないのに…。そのことに気付いても気付かない振りをしてる人がほとんどだと思います。 保護者からすると成績を上げるために無理して高い授業料を払っているのに、目の前の先生が成績の上げ方を知らないとか勉強の仕方を説明出来ないなんて夢にも思ってはいないでしょう。でも、悲しいことにそれは夢ではなく現実なのです。 ※塾のチラシっていっぱい文字が書いてある割に霧がかかっていてよく見えない印象です(笑) リンク先 *次へ *前へ *top pageへ *topics indexへ
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