2025.09.20中学生教育情報高校受験
先月、大手予備校の駿台予備学校が「2026年度から大学合格実績を公表しない」と発表しました。理由は「各予備校の合格者数が形骸化して信頼性が薄れている」ためです。
実際、2025年度の東京大学合格者数は2,997人ですが、駿台(1,351人)、河合塾(1,174人)、東進ハイスクール(815人)の数字を合計すると3,340人と実数を超えてしまいます。
こうした事実からも、合格実績という数字だけで塾を選ぶことが危険だと分かります。保護者にとって大切なのは「数字」ではなく「子どもの成績アップ」なのです。
パンフレットや広告に並ぶ合格者数は一見華やかですが、実際には同じ生徒が複数の塾に在籍していて重複カウントされるケースも多く、信頼性は高くありません。「有名校の合格者数=良い塾」という単純な構図はすでに通用しないのです。
特に中学生の保護者は「うちの子がどれくらい成績を伸ばせるのか」という現実的な視点で塾を見極める必要があります。合格者数の多さに安心するのではなく、その裏側を冷静に読み取ることが大切です。
塾の真の実績は「入塾前と比べてどれだけ成績が上がったか」です。
成績がもともと優秀な子を伸ばすのは比較的簡単ですが、勉強が苦手な中学生を支え、テストの点数を改善するには塾の指導力と仕組みが必要です。保護者が最も知りたいのも「合格者数」ではなく「子どもの成績アップ」ではないでしょうか。
小さな成果の積み重ねが本人の自信につながり、将来の進路選択を広げる力になります。
塾業界には「成績優秀層にはプロ講師、その他には学生講師」という矛盾も存在します。しかし、本当にサポートが必要なのは、成績が伸び悩む子どもたちです。
中学生がテストで結果を出すには、弱点を分析し、学習習慣を整え、モチベーションを高める丁寧な指導が不可欠です。
保護者が塾を選ぶときには「うちの子に合わせて成績アップを実現できる体制があるか」を基準にしましょう。数字ではなく、日々の学びを支える仕組みこそが塾選びの決め手です。
合格実績という数字は、時に実態を反映していないことがあります。本当に重視すべきは「子どもの成績アップ」と「学習姿勢の変化」です。
塾選びでは、派手な数字に惑わされるのではなく、わが子が成長できる環境かどうかを見極めることが大切です。中学生の未来を考えるなら、合格者数よりも「日々の成長を支える仕組み」に注目してください。
