2025.11.28教育情報中学生高校受験
「うちの子、勉強しているのに成績が伸びないんです…」
そんな相談をいただくことがあります。
実は、成績が伸びない理由の多くは、“勉強量が足りないから”ではありません。
もっと根本的で、もっとシンプルな理由があります。
それは──
目標がなく、現在地との距離が見えていないこと。
どこに向かうのかがわからない状態では、努力の方向性が定まらず、やる気も湧きにくくなります。
成績を上げるためには、勉強を始める前に整えるべき「3つの準備」があります。
この記事では、その3つについて保護者の方にも中学生にもわかりやすくお伝えします。
成績向上の第一歩は、現在の実力を客観的に把握することです。
これは感覚ではなく、数字や事実で確認する必要があります。
熊本市の場合、学校の定期テストで“順位”が出ることが特徴です。
点数ももちろん参考になりますが、学校ごとに平均点が大きく変わるため、成績を見るときは校内順位をしっかり確認することが大切です。
ただし、同じ「50位」でも学校によって学力レベルが異なることがあります。
校内の情報だけでは、受験全体の中でどの位置にいるのか判断しづらい場面もあります。
そこで重要なのが、全国模試の偏差値です。
より大きな母集団の中での位置がわかるため、
「今の実力がどのレベルなのか」
「志望校に届くのか、どれくらい足りないのか」
が客観的に把握できます。
つまり、
これらを組み合わせることで、初めて“正しい現在地”が明確になります。
現在地が曖昧なままでは、努力が十分かどうかも判断できません。
まずはこの整理から始めることが大切です。
現在の成績を確認したあとは、「目的地」を設定する段階に入ります。
目標がないままでは、現在の成績が良いのか悪いのかもわからず、
努力しても達成感が得られにくくなります。
また、ゴールがない状態は、子どもにとって“終わりの見えない作業”になり、やる気が下がりやすくなります。
逆に、目標が明確になると、
「あと何点必要なのか」
「どの教科を優先すべきか」
がはっきりし、努力に意味が生まれます。
とはいえ、勉強が苦手な中学生にとって、自分自身で目標を設定するのは簡単ではありません。
だからこそ、ご家庭での対話がとても重要です。
「どんな高校で3年間を過ごしたい?」
「興味があることは?」
「将来やってみたいことは?」
こうした会話が、子どもにとって“考えるきっかけ”になります。
目標は、ただ待っていても自然に湧いてくるものではありません。
家庭での穏やかな対話が、子どもの進路観を育てる土台になります。
成績を伸ばすための計画は、この“ギャップ”を知ることから始まります。
「今いる場所」と「目標の位置」の距離がどれくらいあるかを見える化することで、やるべきことが具体的になります。
ギャップを把握できると、
「どの教科をどれくらい伸ばすべきか」
「いつまでに何点上げる必要があるか」
「どの単元を優先的に練習すべきか」
を整理できます。
この整理ができていない状態は、地図なしで目的地に向かって歩くようなものです。
どれだけ頑張っても“合っているのかどうか”がわからず、迷子になってしまいます。
反対に、ギャップを理解できると、努力に方向性が生まれ、毎日の学習が意味を持ちます。
子ども自身も「どれくらいやれば届くのか」がわかるため、気持ちの面でも前向きになりやすくなります。
まとめ
成績が伸びない理由は、勉強不足だけではありません。
多くの場合、
という“準備不足”が原因です。
だからこそ、勉強を始める前に、この3つを整えることが大切です。
勉強が苦手な子ほど、この整理を自分ひとりで行うことは難しいものです。
ご家庭で落ち着いて話す時間が、子どもの成績を大きく後押しします。
とはいえ、親子だけで進路や学習状況を整理するのは簡単ではありません。
もし「どう話せばいいかわからない」「志望校が決められない」「何をどれくらい勉強させればいいのか知りたい」などあれば、いつでもご相談ください。
当塾では、いつでも面談可能です。
お気軽にLINEからお申し込みいただけます。
目標もやる気も、“自然に出てくる”ものではありません。
親子で現在地と行き先を共有することが、成績向上のスタートラインです。
その第一歩として、この3つの準備をぜひ大切にしていただければと思います。
