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今、比較的上手くいっているのは「オンライン授業」ではなく「オンライン講義」ですね。 例えば、大学の授業は『講義・演習・実験・実習・実技に区分』されます。この中でオンラインが可能な授業は『講義』だけですからオンラインで全ての授業が出来るような誤解を招く「オンライン授業」という表現は「オンライン講義」か「オンライン学習」に改めましょう。また、指導は『指導者が学習者の状況(能力)を判断して課題を指し示し、講義・演習を繰り返しながら学習者を目標とする方向へ導くこと』です。こうなるとオンラインでの代替は非常に難しいわけです。 大学の講義がオンラインで上手くいっているのに小中学生の授業が上手くいかない理由は、小中学校の授業の中に占める『指導』の割合が非常に高いという簡単な理由です。ですから、オンラインが持てはやされればはやされるほど低学年、低学力の子どもたちは置き去りにされることになります。学習塾は国社数理英だけしか教えないわけですから指導要素が小さくて済む超上位だけ集めてる塾はオンラインでもある程度上手くいくはずです。 会社でも情報交換や共有程度のミーティングや会議ならオンラインでやれるけど、人材育成とか指導をオンラインでやれと言われたら困るでしょ…。そういうことです。オンラインではできない『指導』と『オンライン』と合わせて『オンライン指導』なんて言い出したら『宇宙呼吸』みたいな意味不明の言葉になっちゃいますね。 ■参照ページはこちら リンク先 *次へ *前へ *top pageへ *topics indexへ
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