塾の勘違いD/10
映像授業


5つの学能と10段階学習法のナルゼミ

「個別で教えたら大丈夫!」っていう勘違いに近い話が「映像授業があれば大丈夫じゃない?」っていう勘違いです。大人の感覚からすると単元の詳しい説明から問題の解答解説まで映像授業で分かりやすく教えてくれれば何も不足はないだろう!ってことになりますか…?確かに大人や優秀な高校生ならそうですよね。でも、相手は「何をどこからやっていいのか?!分からない…」「基本的に勉強なんかしたくない!」って思ってる小中学生です。

映像授業だけズラリと取り揃えて「はい!これを見たら解るよ!」って言っても見るわけありません。もし、チラッと見たとしても簡単過ぎる問題だと退屈しますし、さっぱり理解できない難しい問題だと苦痛になります。

小中学生に映像授業を与えるときは、先ず『@解かせる問題の難易度を生徒の成績と合わせなければなりません。』それともう1つ『A問題集と映像授業の間に文字の詳細解説を挟むこと』です。優秀な高校生なら先ず自分の力でなんとか理解しようと映像授業を視聴する前に付録の解説を読んで自己解決に努めますが、小中学生はそんなことしません!ちょっとだけ見て「解らない!」と思った問題はサクッと映像授業へ飛びます。「適度な苦労」をさせずに映像授業を視聴しても何の感激も感動もないわけで…。当然、頭にも残りません。

高校生で上手くいった映像授業が小中学生で上手くいかないのはそういうことです。最近になってやっと小中学生の問題集にも映像授業が付いてきましたが、小中学生に映像授業だけを与えてもうまくいかない事は10年近く前に立証済みです?。よくよく考えてみたら…映像授業自体はNHKの教育テレビで昔からやってるでしょ。もし、映像授業を与えただけで小中学生の勉強が上手くいくなら何十年も前に解決しています(笑)









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