PDCAと自立学習


5つの学能と10段階学習法のナルゼミ

【PDCAと自立学習】


20年前、ナルゼミが開塾した当時の指導コンセプトが『勉強は大人になってから必要となる目標-計画-実行-反省(Plan-Do-See)を体得するため』でした。最近はPlan-Do-SeeよりPDCAという呼び方が一般的ですが、小中学生にそのPDCAを回そうとしても「勉強の仕方」を知らないのでD(実行)が上手くいかずPDCAが回りません。

小中学生が具体的にD(実行)の何が出来ないかと言うと「@成績と課題難易度を合わせること」「A理解したり覚えたりしたことを定着するまで自主的に繰り返し練習すること」です。本来ならこの部分を講師が技術的にサポートするのですが、@とAをちゃんと理屈が分かってやれる講師なんてごくごく僅か。小中学生に勉強を教えている塾講師なら薄々勘付いているはずですが、小中学生は授業で分からないところを教えただけでは成績を上げることはできません。小中学生にPDCAサイクルを回そうとするときは「DOの質=勉強の仕方@A」をコーチングすることが必要です。これを怠って、目標を持たせ、時間的量的計画を立て、実行させても思うような結果は得られないでしょう…。

PDCAを意識して勉強することは正しい方法です。しかし、小中学生の学習指導には同時に「DOの質を高める=勉強の仕方を教える」という指導が必要なことを知らなければなりません。そのためにナルゼミではプラス10を使っているというわけです。

【自立学習】

勉強の完成形は「自立学習」です。最近はこの「自立学習」の意味や定義も知らずに「自立学習」という言葉を使っている教室がたくさんあります。学習的な「自立」とはどういうことなのか?何ができていなければ「自立学習」と言えないのか?何をやれているから「自立学習」ができている状態と言っていいのか?

答えは、比較的自立学習ができている「成績優秀な高校生」と「それ以外の高校生や一般的な小中学生」を比べてみれば分かります。

成績優秀な高校生は明確な目標(志望校)があり、それを常に意識しながら勉強します。小中学生にはいないとまでは申しませんがごくごく僅かです。それに優秀な高校生はそれまでの経験から「@自分が取り組むべき中心となる難易度の問題を自分で選び出すこと」ができます。そして「A自分が理解したり覚えたりしたことを定期的に振り返って頭の中に刷り込んで忘れないように復習」しますが、小中学生は@もできませんし、Aもしません。

小中学生に完全な「自立学習」を定着させることは根本的に難しいのかもしれませんが「@成績と問題難易度を合わせること」と「A定着するまで復習すること」は教材の工夫や教務の介入でサポートできることです。

写真は開塾当初の折り込みチラシです^^;









『成績を上げるのは技術です』
過去3年間、全受験生の成績推移より
エビデンスはこちら









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