「だって、まえの塾…授業が終わってからチェックテストがあって…合格するまで帰らせん!っていうから、結局10時半とか11時とか、遅いときは11時半過ぎることもあったし…」と、移塾してきた子どもたちからよく聞きます。それにこんな話の結びは「…で、全然成績が上がらんかった。」となります。
塾講師は少なくとも過去に自分では勉強がまあまあ出来た人たちです。経験の浅い塾講師の頭の中には「どうしてこのくらいのことが理解出来ないんだろう?」「なんでこれくらい覚えられないんだろう?」という上から目線の思いが常にあります。現実として学力差や能力差がある子どもたちに自分が教えたことを全部理解させ全部覚えさせなければ気が済まないという塾講師の未熟さが結果的に子どもたちを苦しめることになっているということを講師自身が早く気付かなければなりません。
このように考えると「わかるまで…できるまで…」なんてフレーズを冠して深夜まで居残りをさせている塾というのは、単に指導力が乏しく画一的な押し付け型の学習指導に終始している塾だということがわかります。仕事でも勉強でも指導の基本は“一歩前へ”です。50点満点で20点の子には、まず30点を取るための指導です。満点を取らせようと無理な問題や宿題を押し付けて結局20点さえも取れない…なんて話はよくある話です。
私から見ると、22時を過ぎても子どもたちの姿が見える教室は「ウチは指導力がないので時間がかかっています!」とマイナスの宣伝をしているように見えます。でも、一般の方には「熱心な塾ねえ」なんて映っているのかもしれませんが…(苦笑)
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