お互いに面識があれば節度ある競争構造が自然に形成されるところですが…、塾業界はそれがないものだから本気の殴り合いみたいな争い事が勃発します。

夏期講習まで無料にするということは単に生徒を集めたいだけではなく、余程どこかの生徒を横取りしたいからでしょう。でも、結局のところ気まずい思いをしたり塾同士の競争に巻き込まれるのは子どもたちや保護者です。

さて、仕掛けている塾側は同じ地区内で生徒を露骨に取り合うことが単に塾の競争だけにとどまらず子どもたちや保護者の微妙な人間関係に亀裂を入れかねないことを考えているのでしょうか？

希薄な人間関係の都会で成り立つ方法論も人と人との繋がりが密なローカル都市ではどうにも違和感だけが残ります。私たちのように金額抜きで塾の良し悪しを見抜ける保護者はわずかな数なので、５万円か?!無料か?!なんて極端な条件を突き付けられたとき、本当に迷われるでしょう…お気の毒です。

※地元塾とて露骨な価格競争に応戦できないわけではないでしょうが、地域の学び舎としてこれまで培った信用を捨て、地元の人間関係に亀裂を入れてまで応戦しないという理性的な判断を我々は支持したいと思います。

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