NGワード?

気になる塾は、きっと好きになる塾

帰宅後、チョッと仕事を思い出して茶ぶ台でパソコンを打っていると妻が画面を覗いてこう言いました。

『ご多忙…って言葉、使ってイイの?』と。

「なんで?」と聞き返すと…学校の役員をしていたとき、PTAの先輩方から「忙」という字は「心を亡くす」と書くから使っちゃイケないと言われたそうです。

例えば教育関係の用語でいうと…「父兄」という言葉はもはや社会事情に合わないので使わないとか、「子供」や「友達」は「子ども」「友だち」と書く方がイイということぐらいは認識しています。私もそのようにしています。しかし、「忙しい」という言葉に関しては初耳でした。「だったら忘れ物の[忘]って漢字もダメか?」と問うてみると、『そこまでは知らない』と敵前逃亡…(苦笑)。へ理屈を言うならば、[忘]って漢字は「下心を亡くす」って書くからOKで、[忙]って漢字は「りっしんべんに亡くなる」って書くからダメってことなんでしょうか?

私はこう思います。

[忙]という漢字の成り立ちは「心ここにあらず…となってしまうほど、何が何だか分からなくなる状態」を表現した漢字です。これを心を亡くすから相手に失礼だとかコジ付けるのは如何なものでしょう?それでいて「忘れ物をしない!」とかは平気で使うわけでしょ(笑)?やっぱり変です。まぁ、縁起を担いでそう思うなら思う方の勝手ですが、それをよくよく考えもせず相手があたかも間違っているかのように人様に押し付けることに疑問を感じます。結局、いろいろ調べてみましたが、[ご多忙]をそのように考える人もいる…という程度のことだそうです。

きっと、小学校の先生が「そういうふうに考える方もいるから[ご多忙]より[ご多用]がお勧めですよ!」と言われたことを誰かが途中で誇張したに過ぎない所謂“都市伝説”か“学校の怪談”的なノリのお話なんでしょう。これに限らず情報が溢れている今の世の中、受け取った情報を何でも鵜呑みにせず、自分自身でキチンと精査する必要がありそうです。


特に塾のチラシは…^^;




 
リンク先
 *次へ
 *前へ
 *top pageへ
 *topics indexへ



Copyright©
narusemi Co.Ltd,.
All rights reserved.