誰かが言わないと…

気になる塾は、きっと好きになる塾。

自分自身が同じ世代だから特に分かるのですが…最近の親御さんの中には子どもに勉強をさせることを親の仕事って思っていない方もおられるようです。なにも塾に通わせて下さい!って言ってるんじゃないですよ。塾なんかに通わせなくてもちゃんと勉強する習慣付けをして中学生になってから慌てない自信があればそれで十分です。でも、実際には多くの親御さんが中学生になった我が子の順位を見て…『えっ?!こんなはずじゃ(>_<)』って思うことも事実です。

スポーツや芸術で生計を成り立たせるってことがそんなに甘くはないって分かっていても、ついつい子どもには“夢”を託すのが親心なんですかねぇ…^^ “勉強させる”ことが“格好悪い”なんて風潮が少しあるのも、私たちが育った時代背景が原因なのかもしれません…。

なぜなら、我々の親世代は自分の行きたい学校に行くことが“夢”だった世代です。だから、自分たちが行きたくても行けなかった進学の“夢”を私たちに託して『勉強しなさい!そして少しでもイイ学校に行きなさい!』と働いて…辛抱して…学費を捻出してくれたのです。でも、私たちはその裏^^;=勉強は“夢”を叶える手段ではなく勉強のお陰でやりたいことができなかったと勉強を恨めしくさえ思っている人も少なくありません。また、就職活動期はバブル期と重なりそんなに努力しなくてもそれなりの就職先を見つけることができたはずです。まァ、人類は反省と努力の繰り返し…。

でも、ひとつだけハッキリと言えることがあります。並みの才能と環境では、スポーツも芸術も“趣味”止まりです。“趣味”ばかり頑張って“仕事”をしなければ職を失うのが大人の世界の常識。子どもの世界だって同じこと…“趣味”ばかり頑張って“勉強”しなければ、どんな未来が待っているか!?子どもと一緒に考えてみて下さい。目の前の楽しいこと、興味があることばかりを見るのではなく、将来をシッカリと見据えて厳しい現実に取り組むことができなければ、フリーターやニートに代表される自立できない大人がますます増える社会になります。最近の子どもは…と愚痴を言う前に自分たち自身のことから、まず省みなければなりません。もちろん、私が一番に…。



■蛇足■
この前、ある中学校の先生が部活の飲み会で親御さんにこんな話をしていたそうです…『いえいえ、俺たちなんて大して勉強していませんよ^^やっぱ、スポーツとかで達成感を味わうって大切じゃないですか!』って。おいおい(怒)!!君たちは、一生懸命に勉強して県立進学高校を卒業して…予備校まで通って教育学部へ進学し、さらにガリ勉して教員採用試験パスしたんじゃなかったっけ?そんな照れ隠しや綺麗ごとを保護者や子たちに言って欲しくないなァ…
(`´)


次へ
前へ

TOP PAGEへ
TOPICS_indexへ




Copyright(C)
narusemi Co.Ltd,.
All rights reserved.