[残留]…あまり耳慣れない言葉でしょう。塾業界で『季節講習を受講した生徒が、その後の受講を継続する』という意味の言葉です。[残留数]とか[残留率]なんて言葉もこれに付随した業界用語です。

ちょうどこの時期…8月20日を過ぎると現場の先生はこの[残留]という言葉に頭を悩ませます。本部や教室長の指示で現場の先生は一斉に残留確保へと乗り出します。残留を獲得する先生にもいろいろなタイプがあるようで…例えば「説得型」「強要型」「泣き落とし型」などなど^^;とにかく、あの手この手で子どもたちや保護者を口説くそうです。

ナルゼミですか？もちろん、お誘いはしますよ。ただ、３人で話し合って生徒を�Bつのタイプに分類しています。
�@目標や現状の成績を考慮して、通常授業も受講したほうがよいと思われる生徒。中３生はほぼ全員これに該当します。
�A成績上位のお子さんで、しばらくの間は季節講習だけで本人が納得できる成績を維持できると思われる生徒。
�B塾に通い続けるよりも別の方法で勉強することが望ましいと判断される生徒。ナルゼミの受講基準を満たしていない生徒。
ですから、�@と判断した場合のみ「２学期からはどうするの？」とある程度お誘いします。でも、�Aと判断した場合、本人や親御さんが「とりあえず季節講習だけで様子をみたい」と言われているのに無理矢理に入塾をお勧めすることはありません。

塾としてはひとりでも多くの方にご通塾頂くと助かることは事実ですが、自分たちの理屈だけで子どもたちを振り回してしまうことだけはしたくないと思っています。最近、無料講習や安売り講習に通った生徒さんの親御さんから何件かお問い合わせを頂いております。その塾の良し悪しは別にして、先生方の強引な勧誘にちょっと困っておられるようです。強引な勧誘で業界の足を引っ張るようなことだけはないようにお願いしますね。