心からご冥福をお祈りいたします。

7月11日午前8時半頃、大分自動車道日出(ヒジ)ジャンクション付近で高校球児を乗せたバスが横転し、1人の高校球児が亡くなりました。今回、事故を起こした私立柳ヶ浦高校は、私の実家からほど近い場所にある甲子園常連高校。お亡くなりになられた生徒さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

でも、今回のような事故は決して他所のことではありません。例えば…最近、流行の「サッカークラブチーム」。こんな事故がいつ起きてもおかしくない状況です。夏休みはクラブチームの遠征シーズン。2種免許を持たない若いコーチが慣れないバスを運転して驚くほど遠方へ出かけます。普段、近距離の送迎しかしないドライバーが遠距離や高速道路を運転すると当然、勝手が違うはずです。

そういう意味で、素人ドライバーがハンドルを握り遠距離を移動するクラブチームの遠征は『子どもたちの安全よりも、自分たちの利益を優先した行為』と言わざるを得ません。実際に関係者から遠征をしないと採算が成り立たない…という話を聞いたことがあります。当然、採算を最優先にすると安全性や快適性が疎かになります。安い宿に安い食事…何よりも危険な移動手段。そんな大人たちから、我が子の身の安全を守ることは決して過保護な行為ではないと思います。

今回の事故を起こしたドライバーは「26歳」。この方、子どもさんを持っているのでしょうか?!子どもの命の重さを、親の気持ちをどれだけわかってハンドルを握っていたのでしょうか?!事故現場は、私が月に1回は通る帰省の通過点(大分県日出ジャンクション)。乗用車でもかなり減速しなければ危険な場所です。約50名を乗せた20年物のバスでどれだけのスピードが出ていたのか!?お決まりのように『ハンドル操作を誤った』と新聞には書いてありますが、実際には『技術的なミスではなく、人生経験と心の未熟さが招いた事故』のように私は思います。


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