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ある卒塾生の「なるゼミ体験記」を読んでいて、以前ここで紹介しようと思って忘れていたことを思い出しました。

その子の妹さんが、昨年の11月に入塾してきて間もない頃、いきなりこんなことを私に尋ねたのです。
『先生の娘さんって○○○ちゃんでしょ!?』
｢そうだけど…なんで知ってんの？｣
『だってウチの姉ちゃんと同じ名前だン！姉ちゃんに名前が娘と一緒って言ったでしょ！』
「そうそう、言ったねぇ…聞いたんだぁ」
(ここまでなら、ちょっとした偶然)
『でね、私が６年生のとき、歓迎遠足で手をつないだ１年生が先生の娘さんの○○○ちゃん！』

正直、驚きました。後で娘に聞いてみたら、当時のことをよく覚えていました。
この子も自分の姉と偶然、同じ名前(ひらがな３文字)の１年生に当たったのでよく覚えていてくれたようです。

娘は幼稚園の卒園と同時にこの地に引っ越して来たので、学校ではまだ友達があまりいなかった時期です。そんな時、歓迎遠足でとても優しく接してくれた６年生のお姉ちゃんは何より心の支えになったに違いありません。ですから、２年以上経っても鮮明に覚えていたのだと思います。

人の縁ってホントに不思議なものですね。
この地に塾を構えて早７年、これからも、そんな皆様とのご縁に支えられる地域の学び舎でありたいと思っています。

その子が入塾された日が私の父の誕生日だったこともちょっとした偶然の重なりです。

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